スリヴァーがどれだけ変化しようとも、その集まることによる強さは変わることがない。
ー《捕食スリヴァー》のフレーバーテキストより
ここに住みたい
【はじめに】
久しぶりの投稿は統率者の話。
スリヴァー統率者を組んで幾日、ひとまず採用したいプランややってみたいことが思い浮かばなくなったので、第一次完成稿ということでレシピ公開。基本エンタメ勢なので採用クリーチャーはスリヴァーのみ。
まあまあ満足した感があるため他のデッキのために一旦崩すかも。またやりたいことが生えてきた時のためにレシピ保存の意味も込めて。
ある日突然、あなたに6匹ものスリヴァーができたらどうしますか？
— みっく (@mick_2nd) 2019年6月15日
それも……とびっきり強くて とびっきりタフで
とびっきり愛らしくて とびっきり重い。
しかも、そのうえ……彼女達はみんなみんな、とびっきり！
群れるコトが大好きなんです…… pic.twitter.com/kzXwItUSvC
この人何を言ってるんすかね。
【レシピ】
◎統率者
スリヴァーの首領
◎クリーチャー40
板金スリヴァー
風乗りスリヴァー
心鞭スリヴァー
筋力スリヴァー
拡散スリヴァー
凝塊スリヴァー
屑肉スリヴァー
双頭スリヴァー
ハートのスリヴァー
筋肉スリヴァー
活性スリヴァー
宝革スリヴァー
マナ編みスリヴァー
捕食スリヴァー
毒牙スリヴァー
水晶スリヴァー
冬眠スリヴァー
斬雲スリヴァー
小走りスリヴァー
基底スリヴァー
吸管スリヴァー
管草スリヴァー
誘導スリヴァー
悪意スリヴァー
火跡スリヴァー
調和スリヴァー
壊死スリヴァー
熱狂スリヴァー
溶岩腹スリヴァー
精油スリヴァー
変容スリヴァー
樹根スリヴァー
休眠スリヴァー
骨鎌スリヴァー
スリヴァーの女王
スリヴァー軍団
巣主スリヴァー
初祖スリヴァー
束縛スリヴァー
限りないもの、モロフォン
◎呪文 16
祖先の幻視
汚れた契約
悪魔の意図
一族の信号
エラダムリーの呼び声
同族の召喚
剣を鋤に
自然の要求
同族の支配
不屈の自然
遥か見
明日への探索
木霊の手の内
耕作
爆発的植生
◎置物 13
訓練場
侵入警報
マナの残響
野生のつがい
秘儀の印鑑
太陽の指輪
起源の柱
友なる石
統率者の宝球
ダークスティールの鋳塊
ウルザの保育器
火想者の器
虹色の大地鏡
勝者の戦旗
◎土地 30
平地
冠雪の平地
島
冠雪の島
沼
冠雪の沼
山
冠雪の山
森
冠雪の森
踏み鳴らされる地
寺院の庭
草むした墓
繁殖池
根縛りの岩山
陽花弁の木立ち
森林の墓地
内陸の湾港
銅線の地溝
ヤヴィマヤの沿岸
真鍮の都
反射池
古代の聖塔
風変わりな果樹園
禁忌の果樹園
マナの合流点
スリヴァーの巣
手付かずの領土
統率の塔
祖先の道
※以下『スリヴァー』を省略した呼称を使用します。同名カードが存在する場合もありますが、今回のレシピではその種のスリヴァーとお考えください。
【解説】
◎部族シナジーを堪能しつつ、殴り合いもコンボも可能なデッキを目指した。便宜上《首領》が統率者となっているが、気分によって《女王》《軍団》《巣主》《初祖》《モロフォン》と好きなスリヴァーを統率者に置いて楽しめるぞ。エンタメパワーが高いな。
◎上記コンセプトを両立できる速攻スリヴァーのみ多めに採用。他は得られる効果に対してマナ効率が良いスリヴァーを優先的に、ただ《小走りスリヴァー》はマスコットキャラ。かわいい。愛されフォルム。（みんなかわいいよ）
◎土地の採用基準は緑マナが出せる土地を優先的に採用し、《宝革》《マナ編み》や土地サーチカードで他の色マナをカバーしている。まあデュアランやらフェッチがあればもう少しスマートなマナ基盤になるのだろうが、貧乏デッキな割には事故も少なくゲームを楽しめるためお金がない諸兄にもおすすめのプランだ。（デュアランやフェッチの採用を否定しているものではありません）
◎こうしてリストを眺めてるとめちゃくちゃコンボに寄ってるな…
◎スリヴァーが使いたいだけのデッキなため、好き放題するとヘイトが高くなり（ラースの被覆時のように）あっさり死ぬ。外交は積極的に行おう。
【搭載ギミック】
ほぼすべてのギミックにおいて、速攻を付与した方が強いものとする。
◎《冬眠》+《モロフォン》でライフの続く限り有色マナコストのみスリヴァーを唱え放題。
以下コンボルート
・《溶岩腹》+《吸管》or《精油》で無限キャスト。（相手は死ぬ）
・《初祖》を絡めて4マナ以下連続続唱。《冬眠》で《首領》ら伝説スリヴァー（初祖を除く）を戻せば続唱で捲ったスリヴァーでも続唱。（1マナスリヴァーで続唱すれば《祖先の幻視》で3ドロー）
・戦場に出た時の効果が使い放題。《休眠》でドロー、《調和》で置物破壊。やりすぎると山札が枯れたりコンボ置物が吹き飛んだりするので、役割を終えたら適宜処分すること。
・《侵入警報》+《宝革》or《マナ編み》で多量のマナ。
◎《侵入警報》+《女王》+《宝革》or《マナ編み》+スリヴァー1体で有色無限マナ、無限スリヴァー。いつものやつ。
◎《マナの残響》+《女王》+スリヴァー1体+火種2マナで無色無限マナ、無限スリヴァー。
◎《女王》+《基底》+《溶岩腹》+スリヴァー1体か火種2マナで対戦相手に無限ダメージ。
◎《マナの残響》で得た無色マナを《首領》のサーチに注ぎ込むことにより、サーチ→（余った有色マナで）スリヴァーをキャスト→《マナの残響》のマナでサーチ…と次々にスリヴァーを並べられる。途中なんとかして《モロフォン》を挟むとデッキの全スリヴァーを展開することも夢じゃない。レッツロマン！
【編集案】
◎《魂の洞窟》
部族統率者には必須に見えるが他の呪文に色マナが使えないのが懸念要素。《古代の聖塔》も使い勝手がイマイチだし…
◎各種サーチカード
・《自然の秩序》系クリーチャーサーチ
本家《自然の秩序》はもちろん、《異界の進化》は3マナスリヴァーから各種伝説スリヴァー、《首領》から《モロフォン》にアクセスできるため採用圏内。他には踏み倒して出す《召喚の調べ》あたりか、《歯と爪》は唱えるまでが遠そう。
・エンチャントサーチ
コンボの核はエンチャントな場合が多いためエンチャントサーチも選択肢。ただ《侵入警報》なんかを探してしまうとあまりに露骨すぎる…
・《悪魔の教示者》系サーチ
つまりなんでもサーチできる《悪魔の教示者》は最強。Q.E.D.（それはそう）
◎各種デュアラン、各種フェッチ
財布ポイントが足りないのでパス。億万長者になったら揃える。
◎《生き埋め》
《屑肉》《初祖》《モロフォン》と落とすことによって無色マナから各種ルートに移行できるかもしれない。6マナからスタートは重いがターンを跨ぐと墓地がなくなっている可能性も、要注意。
◎各種妨害札
ビートダウン要素を削ってコンボに全振りしたらなんとか枠が作れそう、これ以上スリヴァーが減るとさみしいから見送り。
◎《アメーバの変わり身》
『Premium Deck Series: SLIVERS』にも収録された、ウィザーズ社公認終身名誉スリヴァー。《首領》との相性は抜群。
◎《グラクシプロン》
実質スリヴァー。ファンデッキに振り切るなら。
◎各種多相持ちカード
実質スリヴァー。上記《アメーバの変わり身》はもちろん、《外身の交換》《名も無き転置》は《首領》で探せる除去なのでアリよりのアリ。他は《墓変わり》《鏡の精体》《不確定な船乗り》あたりか。
【おわりに】
自分が統率者のデッキを組むときは大抵採用カードに何らかの縛りをかけるのだが、今回はもちろん『クリーチャーはスリヴァーのみ』。
その縛りの中ではなかなか完成度の高いデッキが組み上がったと自負している。（個人の感想です）
なんだかんだ思い入れのあるデッキだしそれなりに勝てる、好きな部族で勝ちの目があるデッキが組めるとそれだけでモチベーションが上がるものだ。スリヴァー好きな諸兄は是非とも統率者デッキを組んでみて欲しい。そして自分と一緒に群れの力で、並みいる強敵を踏み潰そうではないか。
諸兄に女王の加護が有らんことを。
彼女の子供たちは、常に彼女の一部なのだ。
ー《スリヴァーの女王》のフレーバーテキストより
